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Китайский язык. Японский язык ⇐ ПредыдущаяСтр 5 из 5 Китайский язык “温柔的夜” 三毛 我们一共是八个人,两辆车,三个已经搭好的帐篷。 Японский язык 意気投合 星新一
銀色に輝く宇宙船は探検隊をのせ、はてしない空間を静かに飛びつづけていた。隊長は部 下の一人に話しかけた。 「計器を見てくれ。いままで飛んだ距離を合計すると、どれぐらいになったか」 「はい。地球を出発してから、二千光年ほどになります。ずいぶん遠くまで来たものですね。 それといぅのも、推進の性能が飛躍的に高まったおかげです」 この探検隊はすでに多くの星々を訪れ、かずかずの成果をおさめていた。 「文明を持った住民のいる星もいくつかあったが、気持ちよくつきあえたのはほとんどなかったな」 「ええ。低級な住民とでは、つきあっても意味がありません。といって、あまり高級なのも困りましたね。いんぎんな態度でわれわれを迎えながら、内心では軽視しているのですから。 おたがいに意気投合できる星というのは、なかなかないものですね」 そのとき、レ―ダ―室から報告があった。 「前方に惑星が見えます」 「どんな星だ」 「住民がいそうな条件を、そなえているようです」 「よし、注意して着陸に移れ。気持ちのいい住民だといいが」 近づくにつれ、美しい町があるのを認めることができた。そのそばの草原に、宇宙船はゆ っくりと降りたった。 なかからあたりを観察していると、大ぜいの住民たちが、驚いたようなようすで、町から あらわれてきた。地球の人間と同じような住民たちだった。彼らの表情は驚きから警戒に移り、つぎに好奇心にみちたものに変った。そして、こちらに近づいてくるにつれ、それはさらに、歓迎を示すものに変ってきた。 表情ばかりでなく、事実そうらしかった。宇宙船内には、相手の感情の変化を探知する装置がそなえてあった。未知の星の住民たちと、言葉による意志の疎通ができるようになるまでは、この装置だけがたよりだった。いままでにも大いに役立ってきている。その針の先は驚き、警戒、好奇心と動き、歓迎のところで止まったままになった。たいていの場合は敵意か軽視のところで止まり、こんなことはめったにない。 「珍しいことだ、こんなに素直な歓迎にあうとは」 「なぜなのでしよう」 「わからん。住民たちの育ちがいいのかもしれない。外へ出ても、大丈夫だろう」 理由はどうあろうとも、装置の針が示す通り、歓迎されていることはたしかだった。隊員たちはそれでも、一応の武装をととのえ船外へ出た。しかし、その必要もなさそうに思えた。住民たちは武器らしい物を、刃物のような物さえも持っていなかった。 住民たちは手まねで、隊員たちを町のなかに案内した。建物は色とりどりのガラスで作られ、見たこともない種類の宝石がちりばめられ、虹のように美しかった。 その歓迎もまた、虹に包まれてでもいるかのように、好意にあふれていた。隊員たちはおたがいに喜びあった。 「いい星だな。美しい町、心のこもったもてなし、すばらしい料理。こんな気持ちのいい住民は、はじめてだ。これからは地球と足りないものを補いあい、友好的な交際をつづけるようにしよう」 「それにしても、早く言葉をおぼえ、お礼を言いたい」 しかし、やがて住民たちの言葉もわかりかけ、少しずつ会話がかわせるようになってきた。 「ありがとう」 と、隊員たちはまっさきに言った。すると、住民のほうも答えてきた。 「ありがとう」 「いや、お礼を言うのは、こっちです。とつぜん訪れた見知らぬわたしたちにたいして、こんな暖かいもてなしをして下さるとは。思いがけないことでした」 と、一同を代表して隊長が説明すると、住民たちの代表らしい者がこう答えてきた。 「いえ、お礼を言うのは、こっちです。見知らぬわたしたちに対して、あんなすばらしい物をもたらして下さるとは。思いがけないことでした」 探検隊のみなは首をかしげ、そして聞いた。 「わたしたちは、なにも持ってきませんでしたよ。こんど訪れる時には、お望みの物を持ってきてさしあげますが」 「いや、もういただきました。そのお礼のつもりで、このようにおもてなしをしているのです」 「どうも、あなたがたのお話の意味が、よくわかりませんが」 「この星には金属というものが、ほとんどありません。金属はなによりも貴重な物質で、それをもっと与えて下さるように、わたしたちは天に祈っておりました。そこへ、あなたがたが…… 」 隊員たちは顔をみあわせ、あわてて町からかけだした。しかしその時は、なにもかも手おくれとなっていた。二千光年の距離を越えてきた銀色の大きな宇宙船は、すでにかげも形もなくなっていた。
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